2018-03-19

ミモザ(アカシア)が満開

ひと月ほど前からつぼみを膨らませんていたミモザ(ミモザアカシア)が旬になりました。
国道309号線沿い。交差点のすぐ横。みんなが見てる。
つぶつぶの丸く固まった黄色い花。遠目に見て、枝が暴れるライオンのような黄色。
少し青みかがったぎざぎざの複葉とのコントラストもきれいです。この時期、まち中は赤、ピンクのパステルモードで春のペイントがはじまる。そんな中、レモンライムのさわやかな黄色。異色でそして出色です。
旧の外環状線から十三峠に向かって上がり始めて3分のところ


ミモザは正式にというか、「ミモザ アカシア」といったほうが親切。なぜなら、本来 「ミモザ」はオジギソウのことを言う。葉に触ると両方の端から葉を閉じる。地面を這うように広がる、あのピンクの丸い花。


その学名の由来は葉を閉じるしぐさからきている。その由来が秀逸。完璧、と言ってもいいかもしれない。「ミモール」これはパントマイムの語源。つまり、パントマイムや街角のパフォーマンスで銅像が不意にひと動作、動く。そのときの所作とオジギソウが触られて、思い出したように「ハッと」と葉を閉じるように動き出す。その様子が同じというか、それを想起してオジギソウを「ミモール」そして「ミモザ」となった。
何と豊かな想像力。どうしたらそんな自由なそれでいて、「言い得て妙」な言いまわしができるのでしょう。
話しが反れた。ミモザアカシアのこと、。ミモザアカシアの葉は触っても「閉じる」ことはありません。念のため。

 まち中でピックアップする植物、樹木はある程度頭の中のマップにあって、これと、これは、あそこと、あそこにあるな。いつ頃咲くなというのがわかる。
それが、時になくなっている。このミモザアカシアもそう。樹木は自分では歩けない。


 よく通る道、国道25号線。奈良王寺と大阪天王寺を結ぶ幹線道路沿い。平野警察署の前に目が覚める、ふっーとさわやかな風に乗ったライム色のミモザアカシアをいつも眺めていた。それが今年は、、「あれっ」と素通り。「おかしいな」ともう一度引き返し。やっぱりない。よく見ると何かの店舗があって、その店舗ごと無くなっていて更地になっている。
樹木は歩けないんだ。移植されただろうか、。大きな樹木を移植するのは難しい。
そのさわやかな風を楽しみにしていた人は多い。そのライムの花色に目を奪われた人は多い。


ミモザアカシア マメ科( Acacia dealbata) 原産地 オーストラリア・オジギソウ マメ科(Mimosa pudica) 原産地 南アメリカ


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