八尾から仕事先に出かけるときによく通る道路のひとつ。
![]() |
| タブノキと足下がボックスウッド(セイヨウツゲ) |
平野のほうから順にまずはタブノキ。しっかり見ることがなかったこれまで、この木はマテバシイだと思っていた。しかし、よく見ると蕾をたくさんつけていて、これはマテバシイではないな、と。
そして足下に「根じめ」というのか、低木の生垣が配置されている。この辺りはボツクスウッド(セイヨウツゲ)だ。とてもきれいに剪定されている。ややもすると街路樹は造園屋さんの都合で、本来の樹形とは程遠いベリーショートに刈り上げられることも多い。「何や、これ。」と感じることもあれば、同じような仕事を請け負うこともあり、「仕方ないかな、。」と感じることもある。
![]() |
| コブシと足下にきれいに剪定されたボックスウッド(セイヨウツゲ) |
公園や庭木ではよく見るコブシ。街路樹は珍しい。大阪市の南部、堺、八尾辺りで街路樹として見ることはあまりない。
松虫通の多くを占める東住吉区のゾーン。コブシの街路樹だけでなく、まちのあちこちに花を植え、木を育てているのを見ることができる。それだけに街路樹にも気をくばっているのかな、と想像している。
途中、商店街の入り口辺りに大クスノキがある。これは東住吉区に限ったことではなく、あちこちクスノキはこんな風にして保存されている。
![]() |
| 特に市の保存樹木というわけではないが周りに支柱がされている。クスノキ |
![]() |
| 桃が池公園 入口にハナモモ |
あびこ筋から西の街路樹は今回リサーチができていなので、またの機会に。
犬の散歩兼ジョギングに出る。春の夜の匂いがする。
何となく、生暖かい、湿気を含んだ甘いとまではいかないが、植物のゆるいにおいがする。明らかに冬のピンとした張り詰めた空気とは違う、「春の夜のにおい」。植物が動き出した。
●タブノキ(クスノキ科) Machilus thunbergii 原産地 日本、中国
●コブシ(モクレン科) Magnolia kobus 原産地 日本、朝鮮半島
●ハクモクレン(モクレン科) Magnolia heptapeta 原産地 中国
●ボツクスウッド(ツゲ科) セイヨウツゲ Buxus sempervirens 自生地 地中海沿岸、西アジア
●クスノキ(クスノキ科) Cinnamomum camphora 生育地 台湾、中国、ベトナム
●ハナモモ(バラ科) Prunus persica 原産地 中国




0 件のコメント:
コメントを投稿