2018-03-13

生け花

お世話になっている保育園のエントランスに生け花。

グリーンパスタの仕事で切り花を扱うことはないけれど、きれいなものは、きれい。
嵯峨御流と教えてもらった。斬新。ハランの流れるような形とスターチスの質感、色目、大きさというか存在感がすばらしい。(かっこいい。クールと言う感じ)サンシュユの枝の流れとちょい咲きの上品な萌黄色もいい感じ。足元のツワブキがちょっとくたびれていたのでそれは残念でしたが、、、生け花も、そして鉢花も旬があるからいい。
枯れるから、また生まれる。

器がこれもかっこいい。見とれてしまいました。

余分なものを削いだ洗練さがあります。ごちゃごちゃしてなくて、それでいて単純ではなく、変化があって。スマートです。

フラワーアレンジやフラワーデザインにはもりもりの美しさや楽しさがありますが、それとはまた違う。

 以前仕事で東京に行ったときに見たアサヒビールの会社社屋横のオブジェがこんな形をしていました。斬新です。炎なのですが、宇宙船のようでもあります。タネの感じもありますね。

 前回伺った時も別の、、何か生け花が飾ってありました。それも素敵だったので教えてもらおうと、思っていました。

 子どもたちはどたどたと周りを走り回る。だれもそこにきれいな生け花があるのは気がつかない。気がつかない、。でも、感じる。脳に記憶される。感性にインプット。そんなものかもしれない。いつか、どこかでその記憶コードが交錯する。アウトプットされる。

ああ、この曲聞いたことあるな、みたいな感じ。

花を飾ること。見てもらうものをつくること。植物を利用することを学んだのは学校での仕事。それまではつくる(栽培する)ことはしていたが、見せることに注意を払うことは少なかった。

何かを見てもらうのは、第三者に批評してもらうこと。だから客観的でないといいものはできない。我を忘れて、、。天才ならそうだろうけど、、。凡才、普通の人がすることの範疇なら、冷静な目は必要か?


(写真の稚拙さもあるが、現場の臨場感は出せないし、その匂い、温度、湿度は出せない。本当はもっと活き活きしている。)


●ハラン ユリ科(Aspidistra elatior) 原産地 九州、中国
「バラン」と呼んでお弁当の境目に入れる緑の葉っぱが本来はこれ。

●スターチス イソマツ科(Limonium sinuatum)原産地 地中海沿岸 乾燥した花はドライフラワーの定番
●サンシュユ ミズキ科(Cornus officinalis) 和名 春黄金花(はるこがねばな) 和名は「木全体が早春の光を浴びて黄金色に輝く」から、だそう。まさに、ぴったりなネーミングです。原産地 中国、朝鮮半島
●ツワブキ キク科(Farfugium japonicum) 原産地 日本、朝鮮半島、台湾



0 件のコメント:

コメントを投稿

サツキツツジ

  梅雨に入って、サツキがあちこち満開です。ツツジの仲間はたくさんあって、 これまでに花の大きなヒラドツツジ、クルメツツジなどが咲き終わった。しんがりはサツキ(ツツジ)。 ●2,3年前にできた八尾のショッピングモールの外周にサツキが植えられている。 満開を少し過ぎたあたり。遠目に...