先週の土曜日、3月3日はひな祭り。桃の節句。元々これは旧暦なので本当はもう少し後になる。今年なら4月の12日あたり。その為、本来十分に咲いているはずの「モモ」があまりないのに、「桃の節句」?という感じ。
それなら、店頭に出回っている桃は?それはあらかじめ切っておいた枝を温室などで加温して、開花を調整している。その時のさじ加減は絶妙。
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| 枝の状態(バケツ内)て温室に入れたり、出したり、開花調整 |
作業場のある神立地区はモモを含む枝もの、木もの(ぼくもの、と言います。)の産地。まだそのことをあまり認識していな時、ウメとサクラはわかるけれど、その中間に咲く、「何、これ?」とモモがよくわからなかった。特に早咲きのサクラ(例えばカワヅザクラや10月ザクラといわれるようなものと)とモモの区別は?
ウメが咲いて、しばらくしてモモが咲いて、そしてサクラ(ソメイヨシノ)が咲く。春の花見-三銃士?、三兄弟?
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| 八尾市公園のウメ |
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| 神立のモモの畑 |
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| サクラ(早咲き 上にクズのツルが乗ってる)神立 |
そこで決定的な違いを知る必要に迫られる。
ウメはその花のつき方が、サクラと違い枝から花がくっつくように咲く。花と枝とをつなぐ「花柄」という部分が極端に短い。一方、サクラはその花柄が長く、その上何輪も房のように咲くので、ゆらゆらと揺れる。モモも花柄が短いのはウメと同じ。ウメと違うのは枝に二列に並ぶように花をつけること。
★ウメー花弁-丸先で枝にくっつき、ちょいまばら。
★モモー花弁-先尖りで枝にくっつき、二列。
★サクラー花弁-先割れ、枝にぶら下がり(房咲き)

お雛さまをごそごそと奥から出して飾る。
こどもは女の子2人。なのでお雛さまは必需品。おじいちゃん(お義父さん)、おばあちゃん(お義母さん)からの贈り物。
自分たちも若かったけど、お義父さんもお義母さんも若かった。孫が産まれたのを喜んでくれた。その嬉しそうな顔を思い出して、「よかったな」と思う。
今はこんな子たちなのに。(どんな子?!)
そんなおじいちゃん、おばあちゃんも今はいない。季節は巡る。
★ウメ バラ科(Prunus mume) 原産地 中国
★モモ バラ科(Prunus persica)原産地 中国西北部
★サクラ バラ科(Prunus cerasus)原産地 ヒマラヤ近郊(と考えられている。)




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