アジサイの季節。
6月のカレンダーはアジサイの葉の上にカタツムリが乗ってるのが定番。
日本に昔からある代表的な植物のひとつ。
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| カシワバアジサイ。鼻の先のように出っ張った円錐花序が特徴的。 |
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| ガクアジサイ。一日中、陽が当たるところより、半日は日陰のところのほうがよく咲く。 |
学名は(Hydrangea macrophylla)。そこからヨーロッパでは「Hortensia」(ホーテンシアやHを発音せずにオルテンシア)がアジサイのこと。そして、女性の名前にも使われるようになる。日本で言うと、「さくら」や「ゆりこ」という感じ。
グァテマラで一番お世話になった家族のおばさんの名前がHortensia(オルテンシア)。現在は70歳代か。
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| コマラパ(オルテンシアの出身の村)のウイピル(民族衣装)のデザイン |
グアテマラ人はスペイン系の人、メスティソ(スペイン系の人とマヤ人の子孫との混血、現地ではラディーノ。と呼んでいた)、そしてマヤ系の人。大きく分けて3系統。オルテンシアはマヤの系譜。
マヤ人なのに、名前はヨーロッパ風。
マヤ人は子供のころは日本人と同じ、お尻に青いアザのあるモンゴロイド。オルテンシアの世代は「マヤ語」を話し、スペイン語も話す。彼らの子供たちは学校でスペイン語を習い。通常、生活の場面ではスペイン語を話す。
一度、地方に出かけたとき、市場の小さな食堂で現地のマヤの人たちに「マヤ語」で話しかけられたことがあった。同じモンゴロイドだからか、それともヒゲを生やして、同じ程度に汚れた格好をしていたからか、、。いくら何でも、マヤ語はわからん、。
まぁ、いずれにしても、「現地の人」に紛れることは、治安上とても大切なこと。当時(今もかも、。)グァテマラはあまり治安がよくなかった。しかし、人は親切です。誤解のないように。
雨の季節。グァテマラには雨季があり、5月~10月まで。乾季は11月~4月。一日中降るわけではないが、それでも毎日降る。
あまり雨は好きではないので、「a mi no me gusta la lluvia」(ア・ミ・ノ・メ・グスタ・ラ・ユビア)と言ってると、旦那さんのドン・フスト(Don Fust)に「gracias a Dios」と言われる。「神様の恵だよ。」という感じ。
グアテマラの主食は主に2つ。一つが「トルティーヤ」。トウモロコシの粉を水で溶いて窯や鉄板で焼いたもの。それとインゲンマメの仲間の「フリーホーレス」。こちらは日本のように「甘いあんこ」ではなく、塩味でいろんな野菜も混じっている。トルティーヤもフリーホーレスも、どちらもとてもおいしい。
トウモロコシの収穫が終わると乾季が終わり、雨季を待つようにして、フリーホーレスのタネをまく。雨が降ると芽を出し、くるくると上に伸び、トウモロコシの稈(かん)に巻き付くようにして大きくなり、収穫となる。
折しも日本は梅雨。田植えがひと通り終わって雨水をためる。こちらも「恵みの雨」だ。
「ボㇺ!」そんなグァテマラで火山が爆発。グアテマラは有数の火山国。
オルテンシアの家族は大丈夫だろうか?
火山から首都までは40km、観光都市アンティグアまでは15km、そして昔仕事をしていて彼らが住んでいる町、チマルテナンゴまでは20km。現地の新聞をネットで見ると。直接被害はなさそうだか゛、国道に人が渋滞している、らしい。
「灰の混じった雨が降ったけど、大丈夫」と連絡がきた。
★カシワバアジサイ アジサイ科(Hydrangea quercifolia)
原産地 北アメリカ東部
★アジサイ アジサイ科(Hydrangea macrophylla)
原産地 日本



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