2018-08-07

犬の散歩

黒くて小さいけど、ちょっと太っている、我が家の犬。

「トイプードル」ということで手に入れたが、はじめのうち、半年ほどは30㎝~40㎝ぐらいか、文字通りかわいい「トイ」だったがいつの間にか、あれよあれよという間に「トイ」が外れて、ただの「プードル」になった。
散髪前、「ぬいぐるみ」というよりは「くたびれたモップ」のよう。

 そういえば、手に入れるとき、その他の何匹かの「トイプードル」より幾分安かった。それが決めてで、購入された。想定外だったが、予定通りではあったのか、。

 名前は、名前は、、。正式には「豆太」ということになるのだろう。
以前、予防注射のため動物病院に行った、その時、受付で問われる。「お名前は?」。頭の中で一度確認。
 普段は「まあめ」と呼んでいる。名前を決める時に折衷案として提案したもう少しましな名前の「マーメイド」の「マアメ」です。と、したかったが、。この場面、正式な名前を聞かれている。「『マメタ』です。」と答える。と、どんな字を書きますか? と聞かれた。「えっ、そんなこと聞くか?」と思いながら、「豆」に「太」です。と、説明。

 彼を連れて家から中学校までの往復、約3㎞を散歩するのが毎日のルーティーン。
暑さの厳しい最近は、遠くに行くのを嫌がって、小さく回って家に戻ろうとする

 仕事が終わってから散歩に行くので、夕方か夜になることが多い。本当はもっと早い時間、明るいときにあちこち出掛けたい。近所の家の植物を見たいのだ。
 
 ミモザがあって、針葉樹(コニファ)もブルーアイスやスカイロケットもある。キンモクセイがあって、サルスベリがあって、サザンカがある。生垣にはウバメガシがあり、カイズカイブキがあり、カナメモチがある。玄関前にはゼラニュウムやペチュニアやニチニチソウが咲いている。

 こんなことを知るのに、家の前を立ち止まって、玄関前をのぞき込むことはできない。
 こんなことを知るのに、一人で町内をうろうろはできない。
 家の前をウロウロにおいを嗅いで、時には「ウコン」なんかも失礼しながら、ウロウロ。彼はなくてはならない相棒なのだ。

 野草と違って家の庭に植えられている植物、特に樹木は割とどの家も特別なものはなくて、だいたいよく似たものが植えられている。

 それは家をつくるときに植木屋さんに庭を依頼する。そうすると植木屋さんは植えるための樹木を発注することになる。その先が「材料屋」と呼ばれる「樹木」仲卸し屋さんになる。するとその時代、流行っているものがある程度、同じものが並ぶということになる。最近ならハナミズキやシマトネリコのように。
 特別なものを手に入れようとすれば、植物の種類にこだわりのある「植木屋さん」を探すか、自分で植木の生産者を当たることになる。いずれにしても、手間だ。ネットで探す方法もあるけど、「思っていたものと違う」ということもなくはない。

 植物のことを知りたい、馴染みたいと考えたときに、一番の方法は毎日決まってその植物を見ること。駅までの道のりや学校や会社までの行き帰り。そうすると、今日はわからなかっても調べて、明日確認できる。ひとつ名前の知ってる植物があると、随分と分かった気分になる。
 「あそこの、あれあれ、きれいなピンクの花が咲いてて、、、背の高いあの木」ということがなくなる。ひとつわかれば、覚え方がわかれば、2番目、3番目の名前もすぐに覚える。
 普段何気なく通る通勤路、通学路が風景に溶けこんだ植物、樹木を感じることで、活き活きと感じられる。

 定点観測の優れるているのは植物は四季によって、蕾をつけ、花を咲かせ、新緑が輝き、実をつけ、紅葉して落葉する、という季節毎の顔を持っているのがわかること。その時々の顔がわかれば、親密度もアップ。


 もう、そこまで家の近く最後の坂道ダッシュ。これができなくなったら、仕事も終わり。





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