2018-10-15

秋がはじまる。セイタカアワダチソウ

 いつの間にか黄色いじゅうたんを敷き詰めたような、そんなセイタカアワダチソウ。
台風がいくつも過ぎて、たいへんだと思っている間に、。秋の風景。きれいです。
作業場近くの休耕地
山すそをススキと分け合い

 セイタカアワダチソウはご存知でしょう。

 みかんの黄色よりもう少し緑がかったシャープな「檸檬色」をしている。耕作されなくなった畑や町の空き地の隅に大人の背丈ほどに大きくなり、右に左に倒れそうになっている、あの「雑草」。

 本当は個々の植物に「雑草」といういい方はなくて、どの植物にも名前はあります。 黄色の花、小さな花がたくさん集まって咲くことが特徴の「キク科」の草花。

 花粉症やぜんそくの原因になると思われることが多いけれど、それは間違い。
もう一度、それは間違い。セイタカアワダチソウは虫が花粉を運んでくれる「虫媒花」したがって、風で花粉を飛ばし人間に迷惑を起こす「風媒花」ではない。

 風が身体に心地よい、夕焼け秋の色。赤の彼岸花、黄金色の稲穂。そして銀色のススキの波とレモンのような黄色のセイタカアワダチソウ。代萩とも呼ばれるらしい。

 空地や道路の分離帯などにしつこく繁茂する黄色の花をもつセイタカアワダチソウ。
よく見る辺りでは、黒い排気ガスに紛れ、跳ねた茶色の泥にまみれ。人気がないというか、嫌われている。しかし、アメリカのイリノイ州ではどうも、「州花」になっているらしい。切り花では学名から「ソリダゴ」と呼ばれている。

 落ち葉が落ちる前に、秋にセイタカアワダチソウを飾ろう。たくさんの大株をガサっと切り集め。


☘セイタカアワダチソウ 背高泡立草(キク科 Solidago canadensis var. scabra) 原産地 北アメリカ 多年草

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