2019-04-29

マツバウンランと貨物線

 JR久宝寺駅のすぐ、線路に紫の帯のように連なって咲いている。「鉄道草」と言われるのは白い花のヒメジョオンや地味なアレチノギク。だけどこちらは紫。「宿根リナリア」と思ったが、よくよく調べると


線路のこの写真では左側に紫の薄い筋のように連なっている。

似ているが別物。マツバウンランだ。もちろん、リナリアとは兄弟ぐらいの近さ(近縁)。

紫というより、薄い空色の感じ。真ん中に白い部分がある。



 JRの久宝寺はこの10年、いや20年か、随分と再開発が進んだ。つい先日も(多分、ひと月ぐらい前)整備が進んでいた「大阪東線」の未開通部分が完成したことをニュースで伝えていた。これで久宝寺から乗り換えなしで、新大阪まで30分ほどで行けるらしい。

 線路に続くマツバウンラン。東線はもともと「城東貨物線」と言われていて「貨物列車が走る路線」だった。

 昔、貨物ががたがたと通ったことの記憶はないが、その線路の土手で遊んだ記憶はある。東大阪に住んでいたころのこと。まだ、幼稚園に入るまえの3歳~4歳。

 その土手の下で近所のこどもたちが集まって「下駄隠しちゅうれんぼ、橋の下のネズミが草履をくわえてちゅつちゅくちゅ、ちゅちゅくまんじゅうは誰が食うた、だあれも食わないわしが食た、表の看板三味線や~。」と訳の分からん呪文を唱えて、鬼を決めて「靴隠し」をした記憶。
 
 その頃、線路に薄水色のマツバウンランが連なっていたかは知らない。


★マツバウンラン(Linaria canadensis) ゴマノハグサ科 リナリア属(新しい分類法 APG分類ではオオバコ科 マツバウンラン属
原産地 北アメリカ


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