オキザリスにはいろんな種類があります。ピンクの花をつける「イモカタバミ」、昔から雑草として黄色い小さな花をつける「カタバミ」。そして、今年大ブレークしているのが黄色い花の「オオキイロカタバミ」。冬、まだ寒い1月の中旬ごろからずっと咲いていて、その勢力範囲を増大させている。
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| これは1月に撮ったもの。このころから春にあちこちで繁茂する予感があった。 |
道路の端の背の低い生垣、アベリアやシャリンバイの根本から噴き出すように咲いている。もともとそこは、「ナガミノヒナゲシ」や「カラスノエンドウ」などが陣取っていた場所だ、、。要は、「陣地取ゲーム」「椅子取りゲーム」と同じこと。空いているからっと言っていつまでも、何もないということではなく、何か植物がそこを埋めようと狙っている。
だから、毎年同じような風景かというと、全体の構図は変わらないが、マイナーチェンジ。あちこち、少しづつ変わっている。それが自然だ。
そして、そのサイクルは必ずしも1年ではないのだろう。植物の種類によっても違う。もちろん、毎年の気温も違うので、そのちょっとした違いで全体の模様も変わる。少し傾けると、「サッサッ」と変化する万華鏡のようでもあり、バケツの表面に浮かぶ絵の具のようでもあるし、ウルトラQのスタート画面のようでもある。
オオキイロカタバミ(カタバミ科) 学名 Oxalis pes-caprae 原産地 南アフリカ ケープ地方。

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