2018-02-20

司馬遼太郎と菜の花のゆううつ

ナノハナ(アブラナ科 花びら4枚)


2月12日は「菜の花忌」。司馬遼太郎の命日です。
彼が「黄色い野の花」を好きだったことからその命日に「菜の花」を植えようとなったのがはじまり。
と、ここまではよかった。

関西ローカルのニュース番組。「その菜の花が何者かによって先の方を切り取られた。」と報じている。
野菜が高騰している今年、「食用」に取り去ったことも考えられるという。

菜の花をとる人がいて、笑ってしまう。
菜の花はアブラナ科。アブラナ科の野菜は多い。野草や観賞用の花も多い。

そうすると今後はハボタンがキャベツの代わりにお好み焼の材料として盗まれるかもしれない。
ハボタン。キャベツの代わりにお好み焼きに、。
なんて思っていたが、、

ここまでも、楽しめるかも、と思っていた。

 ところが、暗転。現場に行くと、その「作業」の大胆さと規模の大きさ、何より、平気で横取りする神経がわからん。うすら寒いというか、現場の生々しさを感じた。「何すんねん」。 
抜かれていないものは咲き出している。

プランターの大部分を抜いている。


花が抜かれることは時々ある。それはものだけを取り去るだけでなく、「気持ち」も抜きさってしまう。そして、だれが?なんのために?と疑心暗鬼にさせる。
 ‎
 植物を植える、みんなが見る。「きれいね。かわいいね。」「よかった…みんなが喜んでくれている。うれしい。」そんな気持ちを根こそぎ引きちぎった。
「もうすぐ、春やね」「なんか、うきうきするなぁ」といった温かい会話を奪った。

竜馬なら、こんな時いかに。

アブラナ アブラナ科  Brassica rapa 原産地 西アジアから北ヨーロッパ
セイヨウアブラナ アブラナ科 Brassica napus 中央アジア原産
ハボタン  アブラナ科 Brassica oleracea  原産地 西ヨーロッパ

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