2018-04-09

雨が降って大阪港八尾線


八尾市の園芸相談会・講習会は八尾市本町第二公園の教室で行っている。月一回、私が担当するのは第一木曜日。時々、教室を抜け出して公園内を植物観察に出る。時に街路樹も。


八尾高校前 ケヤキ並木が続く

八尾高校前のケヤキ並木。両側から葉が張り出していて、トンネルのようになる。
こんな風になっているケヤキの街路樹は多いのでは、「・・ケヤキ通り」と呼ばれている。


大阪府道5号大阪港八尾線
この道は東に行くと信貴山のふもと、そして西に行くと中央環状線を渡って大阪市に入り最終的には大阪港に至る。

ハナミズキ 今年は早い。これは堺・大泉緑地


ここの道路を対象とした「ハナミズキのみちづくり」という事業がある。平成23年2月から。そう言えばいつのころからか、「やたらハナミズキ多いな この道」と思ったことがあった。


イチョウ 新芽が出たばかり 堺・大泉緑地

先週の金曜日、久しぶりにまとまった雨が降って、雨中。雨は好きではないけれど、雨の日の植物を見るのは気持ちがいい。
トウカエデ 八尾南の公園

街路樹のケヤキ、イチョウ、トウカエデがしなやかに水を吸ってる。「すーっと」と深呼吸している感じ。クジラがずっと潜っていたのが海面に出てきて「ぷぅーと」潮を吹いてる感じか、。
今年はサクラ(ソメイヨシノ)だけでなく、新緑も早く、その他の植物も早く咲いている。寒さの厳しかったことと関係があるだろう。最低気温の積算時間と日数かな、。暖かいから早く咲く、とかそういうことではなくて、。どれだけ寒さを経験したか、による。?

そして日曜日、雨上がりの快晴の空と新緑のコントラストが目に眩しい。
伸びやかに葉と枝を伸ばし、気持ちがいい。出始めの葉は点描したみたいに葉の周囲(葉縁)から光がちらちらと洩れる。反射して眩しい。
風にゆらゆら揺れる。新緑の柔らかさは赤ちゃんの手の柔らかさに似て、ぎゅっと握りしめ。

新緑は萌黄色。萌黄色には三種類。萌葱色に萌木色。

そんな街路樹の姿を見るのが「きれいでしょ、。」、「これを見るのが好きなんです。」と八尾市の講習会に来ていた若いお母さんに話す。「八尾高校に通ってたので、毎日見てたけど、そんな風に思ったことなかったです。」と応えてくれた。赤ちゃんはずっと寝ていた。

どこかで、何かに気がつけば
そのひとつが植物なら、ずっと楽しめる
ここでも、外国でも

●ケヤキ(ニレ科) 学名 Zelcova serrata  原産地 日本、朝鮮半島、台湾

●トウカエデ(カエデ科)学名 Acer buergerianum 原産地 中国東南部、台湾

●ハナミズキ(ミズキ科)学名 Cornus florida 原産地 アメリカ 

●イチョウ(イチョウ科)学名 Ginkgo biloba 原産地 中国









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