2018-07-15

十三峠にネムノキ、こんなにあるの?

十三峠にこんなに「ネムノキ」があったんだ。

ネムノキ ピンクの針のような細い花弁がキラキラと光っている
ネムノキは高木。山の斜面に生えているものだという意識がなかった。しかし、図鑑には
「パイオニアプランツ」とある。これは新しく土地を開拓したり、山火事なんかで焼け野原になったときに、まず初めに芽吹いて、その場所を占有する植物ということ。

 すると、今たくさん見ることのできる十三峠のネムノキは山の斜面で新しく芽吹いたものが何年か経て花を咲かせている、ということか。

 去年「コナラ」の木がカシノナガキクイムシに食害されることから最終的に枯れる「ナラ枯れ」の被害が続出。

それまでコナラのあった場所にネムノキが登場、ってことか。

 ひとつの山のカタチ、全体は短い時間で変化はしないけど、全体の輪郭の中で、いつも絶えず小さな変化が起こっている。そして、それが全体の宇宙をかたちづくるといえる。

 たくさん雨が降って山の斜面もあちこち崩れそうになる。幸い、今回は崩れることはなかったが、。
 よくよく考えると樹木は、どの樹木もそうだけれど、際限なく伸びることはない。ましてや、山の斜面から斜めに生えている樹木は少しづつ、その頭を道路のほうに垂れ下げてくる。こらえきれずに道路側に崩壊。

 昔はそうなる前にそれらの雑木を燃料や、建築材、道具や家具などの材料に使っていたが、今ではそんなことはない。

いつも人間と自然はせめぎ合い。

ネムノキ(合歓の木)夕方になるとその葉を両側から合わさるように閉じる。ちょっとしょぼくれたようにも見える。マメ科の植物はよくよく、そのようにして葉を閉じる。「就眠運動」というが、何の為?


★ネムノキ(マメ科)Albizia julibrissin 原産地 日本、中国、朝鮮半島、イラン、アフガニスタン


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