「名は体を表す」と言うけれど
どうしてこれが、「ヘクソカズラ」なのかは、すぐにわかる。その茎を折ったり、葉やそのいかにもストロベリーな花を指でごしごしと揉んで、その指のにおいをかいでみれば、「なるほど、これはヘクソカズラ」。においを嗅いだことを後悔するだろう。(いやな臭い=ヘクソカズラ)の図式。
こんな名前が許されるのか、。いくら自分で自分の名前をつけることができない、と言っても。
当初、その悪臭は繁殖の戦略か? と思ったが、。
植物にとって花は生殖器官。いろんな方法で次代に命をつなぐ。代表的なものはきれいな花とおいしい蜜をもち、昆虫にオシベとめしべをくっつけてもらう方法。「虫媒花」。
つまり、その悪臭で「ハエ」をおびき寄せていた、のではないかと、逞しく想像してみたが、。どうも、そうではないらしい。葉やツルを食害されないために悪臭を出す。
だいたい、自分の名前にしても、生まれて来て、親が名前をつける。自分で自分の名前をつけることなんて、「ダライラマ」ぐらいだ。あるいはネパールの「クマリ」のように初めからその名前と権威をもって生まれてくる? ちょっと話がそれた。
そうすると、素敵な名前をもらったこどもは親に感謝。まぁ、親はその時これが一番、と思って名前をつけるのだろうけど。ちなみに我が家は二人の女の子。3月に生まれたので、一人は「春」、そしてもう一人は「花」。一番好きな季節とそこに登場する、植物をイメージ。
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| ツル植物はすでにある植物の上をよじ登る。その様子から何かを被るようなスタイルを「カズラ」⇒「かつら」ということになる |
★ヘクソカズラ(アカネ科)Paederia foetida 分布 日本全国、東南アジア


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