2020-03-06

高安地区・ウメのランドマーク

八尾市の高安地区は「やまんねき」と呼ばれる「ぼくもの」(花木)の生産地。
その中でも神立地区、大窪地区では今もモモやユーカリなどの畑をあちこちに見ることができる。

「やまんねき」とはその集落の東側、高安山の山すそのこと。
やまんねきを南北に新しい道(農道)が通る。その一角の栽培温室の入口付近に遠くからでも見ることができる、見事な濃いピンクのウメがある。
あまり大木を見ない、ウメの木だけど、この木は高さ5~6m。枝ぶりも左右に5~6mはあるのでは、。
大阪ではこの2~3年前から「ウメ輪紋ウィルス」というウィルスに罹患することでウメが枯れることが続いている。その為、ここからも近い「枚岡神社」の枚岡梅林のウメも全部切られてしまった。

 しかし、このウメはそういうことを知ってか、知らずか、我関せず。
青い空に悠然と枝を広げている。無数のこれから咲くモモや早咲きのサクラ(カンヒザクラなど)を眼下において。

 これからがこの辺りで、一年中で一番あでやかな時期。ぱっと、頬を赤らめるような、
あるいはモノトーンのフイルムにカラーの色彩がつけられたような。
もうすぐ春です。

眼下に河内平野を一望できる。逆に下の方から山を見上げると裾にピンクの塊を見つけることができる。


ウメ(バラ科)Prunus  mume  原産地 中国

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