2020-06-25

ルエリアの侵入

ちょっと変わった名前。
その深い紫色と、ペチュニアを思わせるロート型の花びら、葉の形はセイタカアワダチソウのように茎から短い葉柄で細長いヘラ型をしている。なので和名は柳葉ルイラソウ
 
キツネノマゴ科という、あまり日本には多くない科の植物だ。
以前、タイのバンコク近郊にランの生産者の見学に学生と一緒に行ったことがあった。広い、ひと区画の畑を区切るように小さな用水路がその脇を通っていた。そこに、雑草のようにじゃまな草のように咲いていた。それがルエリアだった。

大阪でも見つけるようになった。
夏の暑さで「熱帯の植物」が繁茂するようになったというよりは、「冬の寒さがなくなった」ことで、「冬越し」をし、仮に地上部が枯れて、なくなったように見えても、春から夏にかけるこのぐらいの時期に再び姿を現す。







昔、タイの田舎に行くことがあった。道端にキラキラと光る丸いものがたくさん転がっていた。その時はそれが何か、わからなかった。興味がなかった。それから何十年も経って、それがオジギソウだったんだ。と気づいたことがある。
ある地方、国で「雑草」のように見向きもされないものが、希少価値を持って別の国で「鑑賞用」やあるいは「食用」になることもある。極めつけは「薬」かも。

ルエリア(キツネノマゴ科ルエリア属)Lueria  原産地 中南米


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